常にアスリートの意見に耳を傾ける事で様々なアイデアをインプットし、それを具現化する確かな技術力によって革新的なプロダクトを生み出し続ける「adidas(アディダス)」。
スポーツに尽力するアスリートをサポートするだけでは無く、プロダクトを通し関わる全ての人とコミュニケーションを取る事でスポーツそのものの発展に多大な影響を及ぼして来ました。
スポーツの根本とも言える"走る"事に対する情熱は現在も冷める事無く「創造性」と「機能性」を兼備したパフォーマンスシューズを携えプロダクトカンパニーとして常に市場をリードしています。
1973年に整地されていない野山や草原地等のロケーションを走り、タイムを競う陸上競技クロスカントリーに特化したランニングシューズとして誕生した「COUNTRY(カントリー)」。
悪路を走行する為のファンクションとして「トゥ(爪先)」から「ヒール(踵)」まで巻き上げられた「アウトソール」や世界初とも言われる"コンパウンド(硬度)"の異なる「E.V.A(エチレンビニールアセテード)」を重ね合わせた「セメント製法」を採用し、高水準での「クッショニング性」を具現化した「ミッドソール」等、当時の最先端技術を凝縮したパフォーマンスシューズとして多くのシリアスランナーから高い評価を獲得。
更には「ホワイト」と「グリーン」をベースにしたクラシカルな配色や「耐久性」に優れた「レザー」を使用しながら、奇を衒う事なくシンプルに仕上げられた「デザイン性」から、ファッションシーンにおいても支持を受け好調なセールスを記録。
また、1984年のアメリカ映画「BEVERLY HILLS COP(ビバリーヒルズコップ)」で「EDDIE MURPHY(エディーマーフィー)」氏が演じる「AXEL FOLEY(アクセルフォーリー)」氏が劇中で「DETROIT LIONS(デトロイトライオンズ)」のスタジャン、「Levi's(リーバイス)」のデニムに「COUNTRY」を合わせたアメリカンカジュアルの王道的なスタイリングを披露し話題になりました。
更に、90年代前半のアメカジを中心とした"ヴィンテージデニムブーム" "ヴィンテージスニーカーブーム"時には、生産時期や生産国で異なる仕様等の「希少性」を始め、数々のヒストリーやバックボーン等、本来の価値とは別の付加価値部分でも時代を彩る名機として復権を果たし、2009年にはオリジナルディテールを踏習しながら新たな解釈と最新加工技術を用いた「COUNTRY 0(カントリーゼロ)」がゲリラリリースされ即完売を記録。
カテゴライズされた枠の中に留まる事無く、ストリートシーンやサブカルチャーを牽引するインフルエンサーからリアルユーザーに至るまで、多種多様な足元のマスターピースとして今も尚語り継がれています。
そんな幾度となく細やかなマイナーチェンジを繰り返し、世代を超えて愛され続ける名作をベースに、数多くのブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけではなく、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで、その活躍は多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」のクリエイティブディレクターである「国井 栄之(クニイシゲユキ)」が提案する「CTRY OG MITA(カントリーオリジナルミタ)」が「adidas Originals for mita sneakers(アディダスオリジナルスフォーミタスニーカーズ)」プロジェクト第9弾としてリリース決定。
「COUNTRY」のスタンダードモデルとしての存在価値を再構築する為、1973年に「made in FRANCE(フランスメイド)」としてリリースされた「COUNTRY(1stモデル)」に「アンクルパッド(踝)」を導入する事でアップデートを施した「COUNTRY(2ndモデル)」の普遍的なディテールを可能な限り忠実に再現しながら、現代的なリヴィルドや価値観を融合させる事により、あらゆる世代のベクトルをニュートラルに表現しています。
上質な「スムースレザー」を採用し独創的な流線型を描くフォルム。
「スリーストライプス(3本線)」や1976年頃まで採用されていた「トレフォイルロゴ」が入らない「ヒールパッチ」に採用されていた「スウェード」。
「COUNTRY(2ndモデル)」まで採用されていた横一線の「ステッチ」をあしらった「シュータン」の形状。
1978年頃に「アンクルパッド」が導入された際に施されていた「アンクル」部の「ステッチ」形状。
通称"アメゴム"と呼ばれる半透明な「ガムソール」を使用した「アウトソール」等、細部に至るまで可能な限り忠実に再現する事で"ヘリテージモデル"に対する「日本」特有の拘りと価値観を表現。
更にクラシックな雰囲気の漂う「コットン製シューレース」を使用し、「インソール(中敷き)」の表面には足触りの良い「スウェード」を搭載する事でクラフト感に溢れる風合いと実用的な「機能性」を両立。
また、通常「インソール(中敷き)」に貼付けられる「ステッカー」を、あえて「織りネーム」として縫い付け、「シュータンラベル」には「東京」から発信するプロダクトであると言う証明と意味合いを込め「originals tokyo(オリジナルス東京)」の「フォント(文字)」を刻印する事で、名作の「普遍性」を継承しながらコンテンポラリーなリノベートをプラスし、再構築を施しています。
スタンダードとは時代やユーザーと共に変化するものであり、「adidas Originals」が誇る普遍的な価値と本来の魅力を凝縮した「CTRY OG MITA」は、正にそんな言葉を具現化した1足。
その歴史の重みを継承しブランドフィロソフィを反映した名機に、新定番としての懐古主義ではなく温故知新としてのアプローチを示した今作を是非、足元から体感して見て下さい。
adidas Originals for mita sneakers adidas CTRY OG MITA "mita sneakers" WHT/GRN/GUM